

ミラクルだらけの西光禅寺
文明元年(1469年)に南天山第六代城主・和智豊実により創建され、ご本尊は阿弥陀如来様、胎内に観音菩薩様が納められています。境内には四国八十八箇所巡りの石仏も安置されています。

西光禅寺の梵鐘は、江戸時代の寛政十年(1789年)に、東大寺の鋳物師・丹下甚太郎延広によって作られました。高さ126cm、直径59cmの立派な鐘で、戦争中も溶かされることなく奇跡的に残り、昭和39年に三次市の重要文化財に指定されました。 この梵鐘は「羽(う)」の音に調律されています。「宮・商・角・徴・羽」という中国の五音のうち、「羽」はもっとも高く清らかな音で、西洋音階でいえば「ラ」にあたります。鐘の音は深くやさしく、心に染み入るような響きです。 2023年には、国連主催の平和イベントでもこの鐘の音が世界に紹介されました。戦争を乗り越え、平和を願う象徴として、今も多くの人々に愛されています。ぜひお参りの際には、鐘の前で静かに耳を傾けてみてください。

西光禅寺の梵鐘は、江戸時代の寛政十年(1789年)に、東大寺の鋳物師・丹下甚太郎延広によって作られました。高さ126cm、直径59cmの立派な鐘で、戦争中も溶かされることなく奇跡的に残り、昭和39年に三次市の重要文化財に指定されました。 この梵鐘は「羽(う)」の音に調律されています。「宮・商・角・徴・羽」という中国の五音のうち、「羽」はもっとも高く清らかな音で、西洋音階でいえば 「ラ」にあたります。鐘の音は深くやさしく、心に染み入るような響きです。 2023年には、国連主催の平和イベントでもこの鐘の音が世界に紹介されました。戦争を乗り越え、平和を願う象徴として、今も多くの人々に愛されています。ぜひお参りの際には、鐘の前で静かに耳を傾けてみてください。
鐘撞堂

西光禅寺の鐘撞堂は、裏山にあった樹齢約600年のヒノキを使用して、平成20年(2008年)2月に再建されたものです。 これらのヒノキは、平成19年の大型台風によって倒木してしまいました。古木を供養するとともに、西光禅寺の重要文化財である梵鐘を守るため、檀家さんのご協力とご寄進をいただき、無事に完成に至りました。 長い歳月を生きた木と地域の祈りが込められた鐘撞堂は、いまも梵鐘の澄んだ音とともに、訪れる人々の心に静かな感動を与えています。
鐘撞堂

西光禅寺の鐘撞堂は、裏山にあった樹齢約600年のヒノキを使用して、平成20年(2008年)2月に再建されたものです。 これらのヒノキは、平成19年の大型台 風によって倒木してしまいました。古木を供養するとともに、西光禅寺の重要文化財である梵鐘を守るため、檀家さんのご協力とご寄進をいただき、無事に完成に至りました。 長い歳月を生きた木と地域の祈りが込められた鐘撞堂は、いまも梵鐘の澄んだ音とともに、訪れる人々の心に静かな感動を与えています。
山門

西光禅寺の山門には、龍と鳳凰の迫力ある楠の木の彫刻が設置されています。これらは、世界的なチェンソーアート作家・城所ケイジさんによって、2020年に制作された作品です。一本の楠から龍と鳳凰が彫り出され、力強さと気高さを併せ持つ象徴として、参拝者を迎えています。 この彫刻は、西光禅寺の庭のテーマとも深く結びついています。寺では、北斗七星とカシオペア座をそれぞれ「龍」と「鳳凰」の象徴と捉え、庭の構成にもその思想が反映されています。古代中国では、北斗七星は龍、カシオペア座は鳳凰に見立てられており、「龍と鳳凰が一緒になると吉兆が訪れる」とされてきました。今でも「龍鳳呈祥(りゅうほうていしょう)」という言葉に、その願いが込められています。
山門

西光禅寺の山門には、龍と鳳凰の迫力ある楠の木の彫刻が設置されています。これらは、世界的なチェンソーアート作家・城所ケイジさんによって、2020年に制作された作品です。一本の楠から龍と鳳凰が彫り出され、力強さと気高さを併せ持つ象徴として、参拝者を迎えています。 この彫刻は、西光禅寺の庭のテーマとも深く結びついています。寺では、北斗七星とカシオペア座をそれぞれ「龍」と「鳳凰」の象徴と捉え、庭の構成にもその思想が反映されています。古代中国では、北斗七星は龍、カシオペア座は鳳凰に見立てられており、「龍と鳳凰が一緒になると吉兆が訪れる」とされてきました。今でも「龍鳳呈祥(りゅうほうていしょう)」という言葉に、その願いが込められています。
能面- 若女
(能面師 楠本能白 くすもとのうはく)
木彫-オオムラサキ
(彫刻家 門永哲郎 かど ながてつろう)
屋久杉- 抹茶茶碗
(木工工芸作家 日髙岳南 ひだかがくなん)