
禅芸とは?

禅芸とは、禅と芸術を融合させた表現活動のことを指します。
~芸によって禅を感じ~
~禅によって芸を創る~
禅寺にて、書道、絵画、茶道、華道、伝統楽器及び工芸品など、多岐にわたる芸術作品の鑑賞を通じて、禅の境地を体験して頂きます。
今回の≪国際禅芸文化交流会≫は、日本と台湾の芸術家による書画、古琴と尺八、香道、茶道、華道などのパフォーマンス及び坐禅を行います。
講師紹介(敬称略)
陳 國寧
(ちん こくねい)
中華民国博物館協会副理事長、博物館学国際委員会APEC分会主席、世界宗教博物館董事兼名誉館長
1949年に中国の広東省から台湾に移住。ハワイ大学博物館学専門を卒業後、台湾の中国文化大学及び南華大学並びに国立台南芸術 大学で教授として教鞭を執る。
1979年以来、多数の文化財保護機関、美術館、博物館の顧問を務める。台湾の故宮博物院、歴史博物館、台湾美術館、歴史博物館、国父紀念館、高雄市立美術館、高雄市立歴史博物館、国立映画博物館、国立軍事博物館などの審査員を歴任。
2017年と2018年に新北市政府より「文化貢献賞」及び「芸術教育生涯貢献賞」を受賞、2021年 台湾文化部より「文化協会勲章」を受章。

檀上宗謙
(だんじょう そうけん)
西光禅寺住職
広島生まれ、龍谷大学卒。アメリカ留学後、瞑想や自然農業、神秘体験後インドへ。1986年福山の寺院にて得度・出家。
1991年から11年間、日本の禅文化及び伝統芸術を普及するため、福山でアジア精神文化センターを主宰。
2002年から住職を務める広島県三次市の西光禅寺は、ノーベル賞受賞者を含む多数の知識人が長年通い続ける場所でもある。
「慈悲と慈愛を育てる心の学校」を開講し、2013年から世界平和に向けて海外活動を展開。毎年アメリカやオランダで坐禅会を開催し、国連平和瞑想会などにも招待される。

成 紅雨
(せい こうう)
古琴奏者

中国出身でドイツ在住。7歳から父である広陵派古琴家・作曲家の成公亮教授に師事。西南大学音楽学院の客員教授。渡独後、世界中の音楽を融合し、オリジナル作品を創作。古琴演奏は国際音楽会で多数の金賞、一等賞を受賞。作品はドイツのレコード評論家賞を受賞、 最優秀世界音楽カタログにも掲載される。
Rainer Granzin
(れいなー ぐらいじん)
ビアノリスト
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ドイツ出身。ジャズピアニスト、作曲家。シンセサイザープログラマー、ドイツ青年オーケストラ講師、東ブース州芸術家。1992年以降、新音楽スタイルを創出。映画・舞台の音楽を手がけ、30枚以上のCDをリリース。近年は中国テーマの作品も制作。
惜月
(せきげつ)
茶席講師
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中国出身、台湾在住。中国国家高級茶芸師、中国国家高級評茶師、中華和香師であり、「和合」茶心法の創始者。中国雲南省の西双版納歳月蔵金茶業有限公司の董事長として勤務。
廖 鴻興
(りょう ほんこう)
書道講師

台湾神岡郷出身。中華文化大学修了後、書道・絵画に専念。作品のテーマは時代を超越し、中西の要素を融合。台北市立美術館で多数個展を開催、国際文芸基金会の依頼で地球環境変遷作品を創作。草書、禅、太極を組み合わせた「草書引」を独創。
六ツ森 ケイ子
(むつもり けいこ)
筝奏者/作曲家

岡山県出身。琴と筝奏者・作曲家。6歳から箏を学び、沢井忠夫・沢井一恵に師事。1986年ソロ活動開始、国内外の公演にも多数出演。2001年以降「Leaves」を 含む数枚のアルバムをリリース、2007年、秋篠宮殿下御前で演奏。
許 文濱
(きょ ぶんひん)
香席講師

「嵐香齋」の主宰、香具デザイナー。伝統の気品と現代の美を融合させた「嗅覚芸術の創造」という理念の下、現代人の嗅覚審美に合うお香を制作。「経を教ゆる師、亦た人を導く師となるべし」の下で香文化活動を行う。
大河內 宗紗
(おおこうち そうさ)
茶道講師

江戸千家茶道教授、茶道歴47年、東京浅草にある茶道教室「洗心庵」の主宰。外国人や若者を対象とする茶道を普及するため、インターナショナルスクールの茶道クラブを指導するほか、2005年「茶遊会」を立ち上げ、茶道の新しい楽しみ方を提案。
賴 昕鴻
(らい しんこう)
空間設計士 / 茶席講師
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台湾彰化出身、20年以上の空間設計のエキスパート。2013年、和を軸に十相文化設計を設立。生態と人文の継承・革新を設計に反映し、持続可能な理念と茶道を通じ「和の道」を追求。
六ツ森 ヒロ
(むつもり ひろ)
尺八奏者

岡山県出身。少年時代から指揮、幅広い和楽器及び西洋楽器を習得。1989年から国際交流基金派遣で中東地域で演奏するなど、国内外公演多数。2005年、中国江蘇省の「国際都市友好芸術祭」に参加。2007年、秋篠宮殿下御前で演奏。現在地元の教育機関で和楽器の指導に尽力。
市川 翠
(いちがわ みどり)
華道講師

ホテル ベラビスタ境ヶ浜の挿花専属
沼隈町文化館枝広邸及び沼隈千年交流館で花展示及び指導を行う、自宅での花教室の開催や出張稽古などで活躍中。
牛尾 明光
(うしお めいこう)
かな書道講師

広島出身。高校時代に平野泰山に書道を学び、2014年から仮名書家中室舟水に師事。2022年公務員を退職後、書道講師として活躍。2024年に府中市で個展を開催、平安王朝人の優美で豊かな古典仮名を追及し、普及活動に尽力。同時に自身の仮名の世界を模索している。
賴 彥婷
(らい えんてい)
古琴奏者

幼少期からピアノを習う、中国の古琴家である成公亮、丁承運の影響を受け、国立台北芸術大学に入学、古琴の修士課程を専攻。2015年から現在まで世界中で30回以上のコンサートに参加。