top of page

を飲む場所がすでに“”であった​

2025年​7月25日・26日 禅藝
〜檀上和尚のお話と台湾茶会in東京〜

「禅藝」という言葉は、現代の感性に合わせて生まれた新しい表現です。「禅」による静寂と内なる気づき、そして「藝」による美の探求を通じて、五感を調え、心の平安へと導くことを願っています。

今回のお話と台湾茶会は、単なる一日限りのイベントではなく、未来の1000年、2000年先を見据えた、平和な世界への文化的な対話と共創の場でありました。
※ 当日イベントの運営を支えてくださったボランティアの皆様に、心から感謝を申し上げます。

4.jpeg
4-2.HEIC

禅藝の第一歩は“人のぬくもり”から

木のぬくもり、生命力溢れる葉やお花、そして、茶盤・茶壺・茶海・茶杯・茶菓子・・・どれもがそっと並べられ、台湾烏龍茶を迎える静かな準備が整っていました。目に見えないやさしさが、そこには確かに流れていました。

阿里山・佛光山・日月潭――檀上和尚が筆をとった台湾の地名の書がテーブルの名前として名付けられ、参加された方々は、まるで台湾の美しい山水の中にいるような気持ちになったことでしょう。

1-4_edited_edited.jpg
1_edited.jpg

西光禪寺から運ばれた甘露水と瑠璃水、台湾の茶菓子は福山の89歳のおばあちゃんが手作りした折り紙の小箱に収められ、すべてが「ようこそ、いらっしゃいました」と語りかけているようです。

一煎一会・茶香が導く和尚の誘導瞑想

台湾烏龍茶のおもてなしをする三名の茶主人が、心を込めてお茶を淹れます。最初の一煎は、花のような香りが口いっぱいに広がり、心をほぐしてくれます。

その後、檀上和尚の静かな声に導かれながら、五分間の瞑想へ。特に「赤ちゃんを抱くように自分の心を抱く」瞑想では、数人のお客様が思わず涙をこぼされていました。

芸術に言葉はいらない――1200年前の唐の時代を思い出す

烏龍茶の三煎目がもたらす深い余韻に包まれながら、台湾名物のパイナップルケーキの繊細な甘酸っぱさが、口の中にやさしくほどけていきます。

美味しさと静けさが交差するその瞬間、空間はまるで絵巻物のように移り変わり、李英姿(りえいし)先生の二胡と、檀上和尚のギターによるミニコンサートの舞台へと変わっていきます・・・

※下記のアルバムを右へ右へとスクロールすると、写真の旅が始まります。どうぞお楽しみください!また、画像や動画が現れるのに少しお時間がかかる場合があります、和尚の「大丈夫」を歌いながらお待ちくださいませ。

李英姿先生が演奏する二胡名曲「天上的風」「蘇州夜曲」がすでに観客の心を深く揺さぶったあと、

檀上和尚が自ら作曲した「三蔵法師に捧ぐ」――、和尚のギターと李英姿先生の二胡とともに紡ぎ出されました。

三蔵法師がインドから唐の長安へと帰還した巡礼の旅に思いを馳せ、音楽は私たちを1200年前の唐の世界へと導いてくれます。参加者が目を閉じ、先人への感謝と世界の平和を静かに願ってい瞬間でした・・・

※動画再生ボタン​を押す前に、まわりの方に「いい音楽だね」と言われる準備はOKですか?

​私たちはロータスファミリーだ!

和尚のギターと英姿先生の二胡の伴奏の元で、参加者全員は『上を向いて歩こう』を熱唱しました。その歌声は木々の葉を揺らし、空へと昇っていくようでした。

合唱のあとは、お茶の香りと笑い声が満ち、あちらこちらで心のこもった会話が弾みました。初対面だったはずの人々が、まるで旧知の家族のように打ち解け、温かな賑わいが会場いっぱいに広がっていきました。
蓮の花が満開を迎えた上野公園の森の中で、私たちはまるで、地中深くで根を張り合う蓮のように、見えないところで深くつながり合っていたのです。私たちはロータスファミリーです!

「ありがとうございました、  また会いましょう!」

「謝謝、下次再見!」...

西光禅寺

〒729-4207 広島県三次市吉舎町敷地610

0824-43-3029

  • Youtube
  • Facebook
  • Instagram

© saikouji7advice.com

bottom of page